2017年06月14日

子宮奇形と不妊

みなさん、こんにちは。
ここ数日は過ごしやすい日が続いていますね。

梅雨入りし、折り畳み傘をかばんに入れておでかけされておられる方も多いのではないでしょうか?

子宮奇形.jpeg

さて、みなさんはご自身の子宮がどういった形をしているかご存じでしょうか?
通常時の子宮を正面から見ると、洋ナシ型の様に縦長を描き、子宮下部には膣が1つ存在します。
では自分自身の子宮は正常の状態であるのかどうか?それを調べるには、子宮卵管造影検査を行い、X線にて確認を行うことが可能なことが多いようです。

主な子宮奇形は、下記のようなものが挙げられます。

<重複子宮>
重複子宮とは、その名のとおり子宮が2つある状態です。子宮が2つの他に、膣と子宮口も2つ存在します。子宮奇形の中では比較的問題の少ない症状となり、自然妊娠も可能です。妊娠が成立した場合には、若干胎児の成長が通常と比べてゆっくりになるようです。

<中隔子宮>
子宮全体の形は通常で、膣も1つであるものの、子宮内腔に壁ができている状態の子宮です。この壁に受精卵が着床しようとする場合には十分な血流が通らないため、着床障害や初期流産の原因となります。中隔子宮の場合にも妊娠・出産は可能ですが、もっとも初期流産が多いとも言われています。

<双角子宮>
子宮を外側から見るとハート型を形成しており、子宮内腔がくびれ、卵管側の子宮奥側が2つに分かれている状態です。双角子宮の場合、受精卵の着床に問題は無いものの、胎児が成長していく過程での流産になりやすく、妊娠継続中にも胎児の体位に異常が出やすいです。

<単角子宮>
本来左右均等に広がるはずの子宮が、片側(右もしくは左)が無い状態の子宮です。子宮奇形の中でも珍しいケースであるようですが、子の場合にも妊娠・出産が不可能なわけではありません。単角子宮に対して形成手術を行うことは大変難しいそうです。

子宮奇形の中でも代表的なものを上記に挙げましたが、奇形の種類は他にもあります。初期流産を繰り返してしまったり、着床が上手くいかない原因のひとつとして子宮の形も考えられるので、治療をされている方は1度は子宮卵管造影検査を受けてみるのも良いかもしれません。

卵子提供をご検討の際は、是非弊社TFCまでお問い合わせください。

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2017年06月02日

正しい禁欲期間とは?

こんにちは。
今日も暑い1日ですね、体調が優れない方も多いのではないでしょうか?

さて今日は、精液採取と禁欲期間についてお話しをさせていただきます。
不妊治療を始める時、まずは女性が検査・治療を受けることが多いのはないでしょうか?
男性不妊について問題視されることはこれまであまりありませんでした。

禁欲期間_採精.jpg

しかし、最近では不妊治療の開始時に、ご夫婦での検査を積極的に行うクリニックが多くなっています。
精液の分析検査を最初に実施することで、早期に男性側に不妊要因が見つかるケースもあります。
不妊の要因のうち、男性側だけに不妊の原因があるケースは実に25%〜30%というデータもあります。

男性側が不妊治療クリニックにて受ける検査で最も重要なものに、「精液採取、精液検査」があります。
精液採取を行う前の禁欲期間は、数日〜5日程度と不妊治療を行うクリニックによって指示にバラつきがあったり、明確に禁欲期間を指示しないクリニックも多くありました。

しかし、近年のクリニックの調査結果では、男性の禁欲期間は短いほど(1-2日程度)、精子の質が高まることが分かりました。
禁欲期間が長いと新しく作られる精子が、古い精子を攻撃し始めたり、精子のDNA損傷率が高いというデータもあります。

その為、5日以上の禁欲期間を経て、採取された精子は正常な形の精子の数や運動率の良好な精子が少なく、状態が悪いとされ、人工授精や体外受精を行う方にとっては特に大きな影響があります。
禁欲期間を長くすると、精液量が増えることはあっても、運動率は低下し、異常な精子数が増えるだけで、質は残念ながら向上しません。
「正しい禁欲期間」を患者様にお知らせすることで、体外受精や顕微授精における受精率の向上、そこの後の培養結果にも良い結果をもたらすことが知られるようになりました。

弊社TFCにカウンセリングに来ていただく皆様に、禁欲期間についてお話をさせていただくと、「そうなんですか?初めてお聞きしました!」と仰られる方も多くおられます。

TFCでは、卵子提供プログラム、精子提供プログラム、着床前診断プログラムをご案内させていただいております。
どのプログラムにおいても、女性側の検査だけなく、男性側の検査(精液検査)も非常に重要と考えております。

現在不妊治療中の方もご参考にしていただければと思います。

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2016年10月12日

国が不妊治療を応援するシステムつくれるか?


こんにちは。朝はひんやり、ブランケットが必須ですね。

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さて、今後実現するといいなと思える前向きなニュースを見つけたので、ご紹介させて頂きます。


政府が2017年度から、仕事を続けながら不妊治療を受ける従業員を支援するための制度創設に乗り出すことが分かった。

現在の不妊治療に対する助成制度だけでなく、治療と仕事の両立に向けた企業支援の枠組みを創設し、女性の社会進出を阻害する要因を取り除きたい考えだ。

頻繁な通院が必要な不妊治療は仕事との両立が難しく、従業員が退職を余儀なくされるケースが少なくない。政府は新たな制度を、安倍内閣が掲げる「働き方改革」に位置づけたい考えだ。17年度は企業や従業員を対象に、不妊治療に関する初の本格的な実態調査を実施し、両立に向けた課題を洗い出す。18年度以降、不妊治療に利用しやすい勤務体系や休暇制度などの両立支援の枠組みを策定し、導入した企業に対する支援制度などを創設する方針だ。

まだまだこれからのお話ではありますが、実際に不妊治療を後押ししてくれる様なシステムを国が先だってつくっていってくれれば、女性も安心して働くことができるのではないでしょうか。妊活をきっかけに会社を辞め、その後治療費が膨大にかかるというケースは少なくないはずです。日本の少子化問題、および女性の働きやすい社会づくりという点において、率先して頑張って頂きたいと思います。
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