2017年10月18日

肥満の男性が少子化の原因?

こんにちは。すっかり秋ですね。
HEALTH PRESSに興味深い記事を見つけました。

ine.jpg

世界保健機関(WHO)は、2016年に世界中で肥満の子どもたち(5〜19歳)が推定1億2400万人に達しているとの報告を発表した。その数は、ほぼ日本の総人口(約1億2709万人:2015年10月の国勢調査より)に匹敵している。
さらに、肥満ではないものの「太り気味」とみられる層が推定2億1000万人いる一方、「痩せ気味」や「痩せ過ぎ」の子どもたちは1億9200万人おり、とりわけインドが深刻であると報告書は伝えている。「肥満の女性が妊娠しにくい点については従来から知られているが、われわれの今回の研究から男性にも同様の傾向(受胎の遅れの原因)がみられることが裏付けられた。受胎時の親の肥満が、胚の健康、移植、妊娠、出生率に悪影響を及ぼしているわけです」

Ramaraju氏らは研究に際し、2016年にインド国内の不妊治療施設に通院した男性1285人の精子を対象に、コンピュータ査定による精子画像解析法(CASA)のデータに基づく評価を行なった。
その結果、体格指数上で肥満(BMI30以上)の男性の場合、そうでない男性陣と比べて精子の量が少ないばかりか、精子の数そのものや濃度、女性の生殖管をすばやく移動する運動率においても低いことが読み取れた。
また、肥満男性の精子の欠陥点として、頭部が薄かったり、洋梨状に細長かったりする傾向も見られ、これらの異常が性交やIVF(In Vitro Fertilization:体外受精)による着床をより困難にする可能性が示唆された。
「わわわれとしては、不妊治療に携わっている医師陣が体外受精を実施する前にぜひ、コンピュータによる精子の画像解析を行なうことを推奨したい」とRamaraju氏は話す。
「米国の肥満人口は膨れ上がる一途だが、その一方で精子の質は低下し続けている。今回の研究結果は肥満が不妊の直接的な要因であることを示したわけではないが、現実の、こうした気がかりな傾向を裏付けるものとはいえるだろう」

精子数の減少傾向は何も人間だけに限らず、動物全体にも認められ、WHOの調査ではわずか半世紀の間に「50%減」という現状も報告されている。また、前掲の子どもたちの肥満推計を見ても、1975年時は約1100万人の割合で1%未満だったものが、2016年時点で約1億2400万人と10倍強になった事実が浮き彫りにされている。
同報告書でWHOは、砂糖を多く含む清涼飲料水や加工食品などの摂り過ぎが原因であると指摘。子どもたちを不健康な食事から守る対策を各国政府に訴えているが、そういう日常的な健康への自覚(摂生)はオトナにも肝要だ。

前述のように成人後の「肥満」による欠陥精子は受胎能力や受胎の可能性自体を大きく左右しかねないからである。40歳以下の男性の場合、禁煙や高脂肪の食品などを控え、環境汚染のない環境などで暮らしていれば、その精子は概ね健康だとされている。日頃のカロリー摂取量を調整し、ビタミンC・D・E、カルシウムや亜鉛を意識して摂るようにするのも精子改善のためには有効だ。ジャンクフードや添加物が豊富なインスタント食品などの好む向きは「精子の健康」にも少しは気を使ってみよう。

人間だけでなく、動物全体にも同様の現状が報告されているというのが恐ろしいですね。
日々、気を付けられることを気を付けていきたいですね。
posted by TFC at 11:00| Comment(0) | 卵子提供 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月21日

マレーシアでの卵子提供プログラム


こんにちは。昨日までは上着がいらなかったのにもかかわらず、本日は少し冷えますね。

KL.jpg

さて、弊社ではマレーシアでの卵子提供プログラムもご提供しておりますが、マレーシアの医療水準にご不安を抱かれる方も少なくは無いかと思います。マレーシアは東南アジアの1国ですが、医療水準は高く、周辺各国から様々な治療を求めてマレーシアに来る人達は多いそうです。

いくつかデータをご紹介させていただきます。
マレーシアは7年連続(2006〜2012年)で日本人が住みたい国「世界No.1」に選ばれており、 物価水準も低く東南アジアでも有数の治安の良さ*1 知られています。約30年に渡り海外移住者向けに情報提供しているInternational Living (http://internationalliving.com/) から発表された2014年医療環境ランキングでも、1位フランス、2位ウルグアイに次いで、世界第3位にランクインされています。

マレーシアの医療レベルが高いというのは意外だと感じる方も多いかもしれませんが、マレーシア保健省によると2013年に渡航治療でマレーシアを訪れた外国人は77万人(不妊治療以外も含む)にも上る*2とのことでした。周辺諸国に限らず、日本を始めとしイギリスやアメリカからも*3 多くの方々が渡航治療に訪れているようです。

弊社で提携している病院も、マレーシアでハイレベルな医療を提供する医師の一人が院長を務め、常に高度な医療技術とサービスを提供すべく、日々努力されています。こちらのクリニックの特徴の一つとして、高額な費用が必要な不妊治療を地元の方々にも提供できるよう、手の届く価格での治療を進めることが出来る様、配慮されていることも挙げられます。
現地には弊社日本人女性スタッフが常駐し、病院への付き添いはもちろんのこと、ご希望により空港への送迎やホテルチェックインのお手伝い等、慣れない海外でのご滞在をしっかりサポートさせていただいております。

マレーシアでの卵子提供プログラムをご検討中の方は、ぜひ一度、弊社までお問い合わせください。

*1:     英国の民間研究機関・経済&平和研究所(IEP)が発表した「2012年世界平和インデックス(対象158ヵ国・地域)」に於いてマレーシアは世界20位にランクインし、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国では1位を記録。因みにシンガポールは23位。


posted by TFC at 10:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 卵子提供 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月03日

あるレシピアント様のお話

こんにちは。
12月に入ってから、急に慌ただしい毎日が続いております。
どうも胃腸系の風邪が大流行しているようです。
皆様もくれぐれもご注意下さい。

本日は、弊社ティー・エフ・シーのサポートでタイで卵子提供を受けられたご夫妻のお話です。奥様が取材をお受けになった中国新聞の記事をご紹介します。

TFC_新聞記事.JPG

中国新聞の「生殖医療 命がはじまるとき」と題するシリーズの第三部、第三者提供に関する記事です。以下に一部を抜粋します

" 伝わる胎動 私の子  『卵子をもらう』

 交際中、夫に打ち明けたことがある。卵子に異常があって、妊娠しづらい体なのだと。「それでもいい」と夫は言った。結婚後、つらい不妊治療を重ねる自分に「もう苦しまなくていい」とも。優しさに抱かれながら、心でわびてきた。パパにしてあげられなくてごめんねー。そして治療の限界を知ったとき、ある答えにたどりつく。「自分の卵子じゃなくてもいい。夫の子が産めるなら」
 中国地方の30代女性は昨年、タイの女性から卵子の提供を受けた。インターネットで日本人患者専門の仲介業者を探し、夫婦でタイに渡航。卵子提供者(ドナー)のリストから、血液型や写真などを参考に1人を選んだ。夫の精子とドナーの卵子で体外受精をして、受精卵(胚)を女性の子宮に移植。帰国後に妊娠が分かり、今は出産を待ちわびる。
 膨らんだおなかに手を当ててみる。胎動が伝わる。あの不妊治療の日々が遠い過去のようだ。「決断してよかった」と女性は思う。夫に卵子提供を受けたいと意思を伝え、何度も話し合った。世間では「人の卵子をもらってまで子供を産まなくても…」などの否定的な見方が根強いのは知っていた。
 でも、自分たちの気持ちはどうか。海外の見知らぬ人から卵子をもらうこと、母側は子供と遺伝的なつながりを持てないこと…。そこに夫婦とも戸惑いはなかった。ならば周りがどう言おうと、ひるむことはない。
 生まれてくる子にも全てつたえるつもりだ。「血縁がどうであれ、私のおなかで育つ命。心から愛しながら責任を持って育てる人が、この子の親だから」”

新聞記事の有無に関わらず、今悩みの中にいる方に、いつかはお伝えしたいと思っていたご夫妻です。

まだお若いうちに異常卵子との診断であったこと。それでも採卵はできたので、一縷の望みを捨てず、たった1つの受精卵を得ようと何度も挑戦してきたこと。
奥様が、ご自身の状況を受け入れておられるからこその強さなのか、感情的でも、投げやりでもなく、聞き手に状況を教え諭すようにお話になった事。そんな奥様を決して一人にさせないとう決意に満ちた目で話を聞くご主人様のご様子をよく覚えています。
言葉少ないながらも、お二人の静かな強い決意が滲み、、期待と落胆を繰り返し、暗闇の中にやっと新しい光を見出された。それが卵子提供であったのだと、改めてこの仕事の責任の重さを嚙みしめました。

新聞記事をお送りた頂いた際、このようなメッセージが添えられていました。

「子供がいる生活といない生活はやはり違います。
血を重んじる国なので、受け入れは難しい人もたくさんいますが、不妊で悩む人に色んな壁を乗り越えて妊娠の希望が持てる世の中になれば良いなと思ってます。子供達に告知をする時に、新聞を見せようかと思って一部貰いました。」

お二人の静かな強さが伝わってくる、とても良い記事でしたので、ご本人様の了解を得たうえでご紹介させていただきました。

レシピアント皆様、きっと同じような思いを抱いておられると思います。
皆様に多くの幸福が訪れますように!
posted by TFC at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 卵子提供 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする