2018年06月01日

仕事と治療の両立

数日の雨から一転、今日はすがすがしい気候ですね。


晩婚化などを背景に不妊治療を受ける人がどんどん増えています。
厚生労働省の発表によると、2015年に日本では51,001人が生殖補助医療(体外受精、顕微授精、凍結胚(卵)を用いた治療)により誕生しており、全出生児(1,008,000人)の5.1%に当たると発表されました。
日本では、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は、5.5組に1組とされています。
しかし、不妊治療について職場には相談しにくく、休みが取りにくいことから、治療と仕事の両立のハードルは依然として高く、お悩みを抱えている方も少なくありません。

今日は下記の記事をご紹介させて頂きます。

不妊治療は、排卵日に合わせて性交渉をする「タイミング法」や、精液を子宮内に注入する「人工授精」などの治療を行い、妊娠しなければ卵子を取り出して受精させる「体外受精」や「顕微授精」などの高度生殖医療に進むのが一般的だ。高齢になるほど妊娠率は下がるため、不妊の原因や年齢によっては早い段階で、より妊娠率の高い高度生殖医療に移る人もいる。日本カウンセリング学会理事長の村上貴美子さんは「採卵が必要な高度生殖医療の方が、仕事との両立が困難になりやすい」と話す。
 高度生殖医療の場合、希望月の月経開始から2〜3日後に行う検査からスタート。それから約5日間、自宅でもできる卵胞を育てるための注射を打つ。その後は卵胞の大きさを確認するため連日か隔日のペースで通院し、十分な大きさに育てば採卵となる。採卵した後は受精卵を子宮に戻す移植手術がある。
 つまり、検査開始から採卵までの約2週間に4〜10回程度、予定を立てられない通院が必要。採卵に最適なタイミングは1度しかなく、逃せばまた1カ月待たなければならない。服薬の副作用で腹痛や吐き気の症状が出たり、採卵の後は安静が必要だったりする。村上さんは「1年など長期休業し治療に専念するか、仕事の合間に続けるか。治療に入る前に医療機関と職場の両方に相談すべきだ」と助言する。
厚生労働省が昨年12月、不妊治療と仕事の両立について労働者を対象に行った調査でも、「両立している」のが53%だったの対し、「仕事を辞めた」「治療をやめた」「雇用形態を変えた」など両立できなかった人は35%に達した。
同省は企業にも調査を行い、休職制度や助成制度など不妊治療支援の事例を冊子「仕事と不妊治療の両立支援のために」にまとめ、ホームページにも掲載。企業に参考にするよう呼び掛けている。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30a.pdf
 大手電気機器メーカーオムロン(京都市)は05年、不妊治療の休職制度を導入した。希望者は1日単位で365日まで休職できる。このほか、共済会から2年間で通算20万円まで補助金が出るなど多岐にわたる。担当者は「申請者は増えているが、言いたくても言えない人もまだ相当数いる。不妊治療に限った話ではないが、制度がないと声を上げられない人のために先立って動くことが大事だ」と制度の意義を語る。
 福岡市内の歯科グループ「有友会」では運営する6医院で少なくとも5人が不妊治療を受けている。特定の支援制度はないが、急な遅刻や欠勤には他のスタッフがフォローする。ある従業員が相談したのをきっかけに、語りやすい雰囲気になった。中村弘江院長は「従業員を大切にすることは職場にとってもプラス。今後は制度の導入も検討し、産む前も産んだ後も働きやすい職場にしたい」と話している。

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2018年04月13日

卵の年齢と妊娠率

こんにちは!
春の嵐吹き荒れる、快晴の東京です。

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4月7日、プロゴルファーの東尾理子さん、無事、第三子をご出産になられたとのニュース、お聞きになりましたでしょうか。

つい先日、生放送の番組でお姿を拝見したときに随分とふっくらしておられ、ご出産も間近とお見受けしておりましたが、本当に直ぐでいらっしゃいました。
一週間早まったのですね。

とはいえ、第一子ご妊娠の報道の際は、インタビューに答える間の一挙手一投足も恐る恐るといった体で、画面からも緊張が伝わって来る程でしたが、3回目ともなられるとさすが!の貫禄。
どっしりとして、頼もしいお母様でした。

東尾理子さんご自身は43歳。妊娠は体外受精によるものですのでともすると「43歳での体外受精成功例」と考えてしまいがちですが、実際には少し違います。

妊娠率は母体の年齢ではなく、卵の年齢に関連することが分かっています。
理子さんが今回移植した受精卵は不妊治療を経て2012年の第一子ご懐妊の前、理子さん37歳前後の頃の卵です。

同じ頃お母さんの卵巣にいた卵が、6歳の年齢差の兄弟/姉妹として生まれてくるのは、なんだか不思議ですね。


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2017年10月18日

肥満の男性が少子化の原因?

こんにちは。すっかり秋ですね。
HEALTH PRESSに興味深い記事を見つけました。

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世界保健機関(WHO)は、2016年に世界中で肥満の子どもたち(5〜19歳)が推定1億2400万人に達しているとの報告を発表した。その数は、ほぼ日本の総人口(約1億2709万人:2015年10月の国勢調査より)に匹敵している。
さらに、肥満ではないものの「太り気味」とみられる層が推定2億1000万人いる一方、「痩せ気味」や「痩せ過ぎ」の子どもたちは1億9200万人おり、とりわけインドが深刻であると報告書は伝えている。「肥満の女性が妊娠しにくい点については従来から知られているが、われわれの今回の研究から男性にも同様の傾向(受胎の遅れの原因)がみられることが裏付けられた。受胎時の親の肥満が、胚の健康、移植、妊娠、出生率に悪影響を及ぼしているわけです」

Ramaraju氏らは研究に際し、2016年にインド国内の不妊治療施設に通院した男性1285人の精子を対象に、コンピュータ査定による精子画像解析法(CASA)のデータに基づく評価を行なった。
その結果、体格指数上で肥満(BMI30以上)の男性の場合、そうでない男性陣と比べて精子の量が少ないばかりか、精子の数そのものや濃度、女性の生殖管をすばやく移動する運動率においても低いことが読み取れた。
また、肥満男性の精子の欠陥点として、頭部が薄かったり、洋梨状に細長かったりする傾向も見られ、これらの異常が性交やIVF(In Vitro Fertilization:体外受精)による着床をより困難にする可能性が示唆された。
「わわわれとしては、不妊治療に携わっている医師陣が体外受精を実施する前にぜひ、コンピュータによる精子の画像解析を行なうことを推奨したい」とRamaraju氏は話す。
「米国の肥満人口は膨れ上がる一途だが、その一方で精子の質は低下し続けている。今回の研究結果は肥満が不妊の直接的な要因であることを示したわけではないが、現実の、こうした気がかりな傾向を裏付けるものとはいえるだろう」

精子数の減少傾向は何も人間だけに限らず、動物全体にも認められ、WHOの調査ではわずか半世紀の間に「50%減」という現状も報告されている。また、前掲の子どもたちの肥満推計を見ても、1975年時は約1100万人の割合で1%未満だったものが、2016年時点で約1億2400万人と10倍強になった事実が浮き彫りにされている。
同報告書でWHOは、砂糖を多く含む清涼飲料水や加工食品などの摂り過ぎが原因であると指摘。子どもたちを不健康な食事から守る対策を各国政府に訴えているが、そういう日常的な健康への自覚(摂生)はオトナにも肝要だ。

前述のように成人後の「肥満」による欠陥精子は受胎能力や受胎の可能性自体を大きく左右しかねないからである。40歳以下の男性の場合、禁煙や高脂肪の食品などを控え、環境汚染のない環境などで暮らしていれば、その精子は概ね健康だとされている。日頃のカロリー摂取量を調整し、ビタミンC・D・E、カルシウムや亜鉛を意識して摂るようにするのも精子改善のためには有効だ。ジャンクフードや添加物が豊富なインスタント食品などの好む向きは「精子の健康」にも少しは気を使ってみよう。

人間だけでなく、動物全体にも同様の現状が報告されているというのが恐ろしいですね。
日々、気を付けられることを気を付けていきたいですね。
posted by TFC at 11:00| Comment(0) | 卵子提供 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする