2016年12月03日

あるレシピアント様のお話

こんにちは。
12月に入ってから、急に慌ただしい毎日が続いております。
どうも胃腸系の風邪が大流行しているようです。
皆様もくれぐれもご注意下さい。

本日は、弊社ティー・エフ・シーのサポートでタイで卵子提供を受けられたご夫妻のお話です。奥様が取材をお受けになった中国新聞の記事をご紹介します。

TFC_新聞記事.JPG

中国新聞の「生殖医療 命がはじまるとき」と題するシリーズの第三部、第三者提供に関する記事です。以下に一部を抜粋します

" 伝わる胎動 私の子  『卵子をもらう』

 交際中、夫に打ち明けたことがある。卵子に異常があって、妊娠しづらい体なのだと。「それでもいい」と夫は言った。結婚後、つらい不妊治療を重ねる自分に「もう苦しまなくていい」とも。優しさに抱かれながら、心でわびてきた。パパにしてあげられなくてごめんねー。そして治療の限界を知ったとき、ある答えにたどりつく。「自分の卵子じゃなくてもいい。夫の子が産めるなら」
 中国地方の30代女性は昨年、タイの女性から卵子の提供を受けた。インターネットで日本人患者専門の仲介業者を探し、夫婦でタイに渡航。卵子提供者(ドナー)のリストから、血液型や写真などを参考に1人を選んだ。夫の精子とドナーの卵子で体外受精をして、受精卵(胚)を女性の子宮に移植。帰国後に妊娠が分かり、今は出産を待ちわびる。
 膨らんだおなかに手を当ててみる。胎動が伝わる。あの不妊治療の日々が遠い過去のようだ。「決断してよかった」と女性は思う。夫に卵子提供を受けたいと意思を伝え、何度も話し合った。世間では「人の卵子をもらってまで子供を産まなくても…」などの否定的な見方が根強いのは知っていた。
 でも、自分たちの気持ちはどうか。海外の見知らぬ人から卵子をもらうこと、母側は子供と遺伝的なつながりを持てないこと…。そこに夫婦とも戸惑いはなかった。ならば周りがどう言おうと、ひるむことはない。
 生まれてくる子にも全てつたえるつもりだ。「血縁がどうであれ、私のおなかで育つ命。心から愛しながら責任を持って育てる人が、この子の親だから」”

新聞記事の有無に関わらず、今悩みの中にいる方に、いつかはお伝えしたいと思っていたご夫妻です。

まだお若いうちに異常卵子との診断であったこと。それでも採卵はできたので、一縷の望みを捨てず、たった1つの受精卵を得ようと何度も挑戦してきたこと。
奥様が、ご自身の状況を受け入れておられるからこその強さなのか、感情的でも、投げやりでもなく、聞き手に状況を教え諭すようにお話になった事。そんな奥様を決して一人にさせないとう決意に満ちた目で話を聞くご主人様のご様子をよく覚えています。
言葉少ないながらも、お二人の静かな強い決意が滲み、、期待と落胆を繰り返し、暗闇の中にやっと新しい光を見出された。それが卵子提供であったのだと、改めてこの仕事の責任の重さを嚙みしめました。

新聞記事をお送りた頂いた際、このようなメッセージが添えられていました。

「子供がいる生活といない生活はやはり違います。
血を重んじる国なので、受け入れは難しい人もたくさんいますが、不妊で悩む人に色んな壁を乗り越えて妊娠の希望が持てる世の中になれば良いなと思ってます。子供達に告知をする時に、新聞を見せようかと思って一部貰いました。」

お二人の静かな強さが伝わってくる、とても良い記事でしたので、ご本人様の了解を得たうえでご紹介させていただきました。

レシピアント皆様、きっと同じような思いを抱いておられると思います。
皆様に多くの幸福が訪れますように!
posted by TFC at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 卵子提供 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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