2013年10月10日

卵管閉塞とは

こんにちは
台風の影響のせいか、暑さも戻り少し蒸し暑い日がつづきますね。
今週末は体育の日もかさなり3連休です。

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さて、本日は卵管閉塞についてお話をしたいと思います。

卵管閉塞とは
卵管閉塞とは、なんらかの原因で卵管の疎通性が失われてしまい、詰まってしまった場合の疾患名です。
卵管は単なる管ではありません。

・卵子や精子を輸送する場
・受精の場
・受精卵が分割して初期の発育をする場

と3つの役割をもっています。
これらの機能を果たすために、卵管粘膜からはさまざまな物質が分泌されます。
また、卵管の表面には線毛が生えていて、卵子や精子を輸送するのに一役かっています。
卵管の手術で難しい点は、細い卵管をつなぐことはできても、卵管の持つ分泌作用や線毛の再生などは不可能なことです。
また、卵管は、骨盤内に通じています。
そのため、卵管の炎症が骨盤内の炎症を引き起こし、卵管周囲癒着につながることが少なくありません。

診断
子宮卵管造影法や通気・通水検査、卵管内視鏡をおこなうほか、手術前には、腹腔鏡などで充分に観察しますが、開腹してはじめて手術を行うのが難しいとわかることもあります。
高度の癒着のために腹腔鏡が満足に使えないことや、腹腔鏡によっても卵管の内腔は充分に観察できないためです。

治療法
卵管は、細い部分では1mm程度になる為、卵管の手術を行う場合、細かい作業が必要となります。
このため、顕微鏡で観察しながら手術をおこないます。
これをマイクロサージェリーといいます。
手術後、経過をみるのは2年ぐらいです。
ただし、手術後半年たっても妊娠しないときは、卵管がきちんと通っているかどうか、子宮卵管造影法や通気・通水検査で確認します。
卵管閉塞に対する手術には次のようなものがあります。

・卵管采形成術
卵管采がすぼまっている状態の人に行う方法で、すぼまっている部分を切り開いた後、固定します。
妊娠率は約40%と言われています。

・卵管采新生術
卵管采が癒着のために消失している場合に行います。
卵管膨大部の途中、時には卵管峡部に、新たに卵管采をつくります。
このような場合に新たに卵管采をつくった場合、手術の成績はきわめて悪くなります。
この手術を両方の卵管におこなった場合には、手術後2年で妊娠率は10%以下と言われています。

・卵管開口術
卵管采が卵管(留)水腫の状態になっている場合におこないます。
卵管采の閉塞した部分に穴を開け、これを切り開いて反転固定します。
炎症によって卵管が厚くなっている程度、卵管(留)水腫の範囲、卵管癒着の程度、卵管のヒダの消失の程度によって手術の成績は異なりますが、一般的にあまりよくありません。
妊娠率は2年間で30〜40%くらいと言われています。

不妊には様々な原因がありますが、妊娠にいたらない場合は卵管が閉塞している可能性もあります。
タイミングをはかっても妊娠にいたらない場合は一度検査を受けてみることをおすすめします。




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