こんにちは。
先週末の墨田川の花火大会は、突然の大雨で開催以来初めての中止だったみたいですね。
最近の関東は急な雨が多く、梅雨がまた戻ってきたようなお天気です。
さて、不妊で悩んでいるカップルがまず訪れるのは婦人科や不妊外来です。
そこでは不妊原因を探す為に様々な問診が行われます。
そこで今回はどんなことが不妊の原因となるのか、普段どのような問診をされるのか、一部の例を上げてみます。
生理が不規則
25〜32日周期、出血する日数3〜7日というのが月経の正常な範囲。
月経がまれにしかない(稀発月経)、あるいはまったくない(無月経)という場合は排卵が起きてない事が考えられます。
やっかいなのは、月経は周期的にあるのに、実際には排卵していないというケース(無排卵性月経)。
この場合、月経があるということに安心して、異常に気付くことに遅れがちです。
月経がかなり不規則な人は、半年妊娠しなければ病院を受診しましょう。
月経痛が強い
月経中は、子宮を収縮させるプロスタグランジンというホルモンが分泌されます。
月経中の正体は主にこのホルモン。
ストレスなどの心理的要因が痛みを助長することもあります。
月経痛の多くは心配ないものですが、痛みが非常に強い場合には、不妊の原因となる子宮内膜症になっている可能性もあります。
薬を服用している
抗うつ剤や胃潰瘍の薬などにはプロラクチン(ホルモン)を過剰に分泌させる副作用があり、月経不順や無月経を起こすことがあります。
服用している薬については医師に詳しく申告し、相談する必要があります。
子宮内膜や卵管炎になったことがある
卵管閉塞になったり、卵管周囲に癒着を起こしていたりして、不妊の原因になることがあります。
性感染症になったことがある
クラミジア感染症などの性感染症を放置しておくと、子宮頸管炎や子宮内膜症、卵管炎などを引き起こすことがあり、不妊や子宮外妊娠の原因になります。
クラミジア感染症の初期にはあまり症状が出ませんが、おりものが異常に多かったり、腹痛がある場合は婦人科を受診しましょう。
内科的疾患がある
甲状腺の病気や糖尿病、自己免疫疾患などの内科的疾患があると、いろいろなメカニズムを介して不妊の原因になることがあります。
以上は、婦人科や不妊外来で問診される一部の項目です。
これ以外にも不妊の原因はあります。
「もしかしたら不妊なのかも」と疑問や不安が生まれてきたら、一人で悩まずに、専門医に早めに相談してケアすることが大事です。