2019年08月21日

X精子とY精子の選別技術

みなさんこんにちは。先日、子供の性別を決めるのは精子の種類であるとご案内いたしました。性染色体Xを有する精子と卵子が受精すると女の子、Y染色体なら男の子といったことです。

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本日みなさんにご紹介したいのは、以下の記事です。このX精子とY精子の選別する技術についてです。

"広島大大学院統合生命科学研究科と大分県農林水産研究指導センター畜産研究部の共同研究グループは、牛と豚の簡易で安価な雌雄産み分け技術を開発した。

精子の機能差に着目し、受精後に雌になるX精子と雄になるY精子の分離を可能にした画期的な技術。牛でしか実用化されていない既存技術の問題点を改善した。今後、国内の牛・豚生産での活用が期待される。

畜産業においては、性別の差が経済性を大きく左右する。太りが良い雄豚や雌のホルスタイン種など目的に応じた雌雄選択が効率的にできれば、生産者の経営安定や収入増に役立つとされる。

既存の産み分け技術は▽高額な専用機器が必要▽国内では北海道と群馬県の2施設にしかない▽精子の選別処理に2〜3時間が必要▽選別過程のストレスで精子が弱る▽凍結されダメージを受けた精液は処理に適さない―などの課題がある。豚の人工授精には大量の精子が必要なため、処理時間の問題から対応できていない。

新技術は、「リガンドR848」というX精子と結合して動きを鈍らせる物質を利用し、XとY2種類の精子を分離させる。遠心分離機と保温設備があれば場所を問わず30分〜1時間で処理でき、Y精子だけを高い精度で選別することが可能。

ダメージが少ないため凍結精液を解凍しても問題なく使える上、処理による受胎率の低下もない。牛、豚に限らずほとんどの哺乳類に応用が可能という。(以下省略)"
https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/牛と豚の雌雄産み分け-大分県などが安価な新技術開発-【大分県】/ar-AAFLaTF

記事中にありますが、この技術はほとんどの哺乳類に適応が可能だそうです。
現状、PGT-Aにより受精後にしか受精卵の性別は確認できませんが、ひとにも適応できるとするならば、授精前の段階でひとの精子の選別ができるわけです。

つまり、授精させてみない性別がわからないところ、授精前に性別がわかりより精度がわかるようになるわけです。
技術革新は素晴らしいですね。乗り越えないといけない障壁はあるのでしょうが、ひとへの応用が待ち遠しいです。

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posted by TFC at 12:00| Comment(0) | 精子について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする