2017年06月02日

正しい禁欲期間とは?

こんにちは。
今日も暑い1日ですね、体調が優れない方も多いのではないでしょうか?

さて今日は、精液採取と禁欲期間についてお話しをさせていただきます。
不妊治療を始める時、まずは女性が検査・治療を受けることが多いのはないでしょうか?
男性不妊について問題視されることはこれまであまりありませんでした。

禁欲期間_採精.jpg

しかし、最近では不妊治療の開始時に、ご夫婦での検査を積極的に行うクリニックが多くなっています。
精液の分析検査を最初に実施することで、早期に男性側に不妊要因が見つかるケースもあります。
不妊の要因のうち、男性側だけに不妊の原因があるケースは実に25%〜30%というデータもあります。

男性側が不妊治療クリニックにて受ける検査で最も重要なものに、「精液採取、精液検査」があります。
精液採取を行う前の禁欲期間は、数日〜5日程度と不妊治療を行うクリニックによって指示にバラつきがあったり、明確に禁欲期間を指示しないクリニックも多くありました。

しかし、近年のクリニックの調査結果では、男性の禁欲期間は短いほど(1-2日程度)、精子の質が高まることが分かりました。
禁欲期間が長いと新しく作られる精子が、古い精子を攻撃し始めたり、精子のDNA損傷率が高いというデータもあります。

その為、5日以上の禁欲期間を経て、採取された精子は正常な形の精子の数や運動率の良好な精子が少なく、状態が悪いとされ、人工授精や体外受精を行う方にとっては特に大きな影響があります。
禁欲期間を長くすると、精液量が増えることはあっても、運動率は低下し、異常な精子数が増えるだけで、質は残念ながら向上しません。
「正しい禁欲期間」を患者様にお知らせすることで、体外受精や顕微授精における受精率の向上、そこの後の培養結果にも良い結果をもたらすことが知られるようになりました。

弊社TFCにカウンセリングに来ていただく皆様に、禁欲期間についてお話をさせていただくと、「そうなんですか?初めてお聞きしました!」と仰られる方も多くおられます。

TFCでは、卵子提供プログラム、精子提供プログラム、着床前診断プログラムをご案内させていただいております。
どのプログラムにおいても、女性側の検査だけなく、男性側の検査(精液検査)も非常に重要と考えております。

現在不妊治療中の方もご参考にしていただければと思います。

posted by TFC at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 不妊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする