こんにちは。
昨日は、あたたかい一日になりましたが、今日はまた冬の寒さですね。
週末も冷え込みそうです、体調には気をつけたいですね。
今日は、精液採取と禁欲期間についてお話しをさせていただきます。
ひと昔前までは、不妊治療において、まずは女性が検査・治療を受けることが一般的で男性不妊については、あまり問題視されることはありませんでした。
しかし、最近では不妊治療の開始時には夫婦での検査を行うクリニックが多くなっています。
実際に、精液の分析検査を行うことで、男性側にも不妊要因が見つかるケースもあります。
男性不妊の要因は精子だけも問題ではありませんが、男性側だけに不妊の原因があるケースも25%というデータもあります。
不妊治療クリニックにて男性側が行う検査で最も重要なものに、「精液採取」があります。
これまで多くのクリニックでは、精液採取を行う前の禁欲期間として、数日〜5日程度を勧めていたる、明確に禁欲期間を指示しないことも多くありました。
しかし、現在では、男性の禁欲期間は短いほど(1-2日程度)、精子の質が高まることが知られています。
禁欲期間が長いと新しく作られる精子が、古い精子を攻撃し始めたり、精子のDNA損傷率が高いと考えられています。
その為、5日以上の禁欲期間の後、採取された精子は正常な精子の数や運動率の良い精子が少なく、状態が悪いとされています。
禁欲期間を長くしても、精液量が増えたり、精子濃度は上がりますが、運動率が悪く、異常な精子が増えるだけで、質は向上しません。
禁欲期間を適切に指示することで、体外受精においての受精率、培養結果にも良い結果をもたらすことがわかってきました。
弊社TFCにカウンセリングに来ていただくお客様に、禁欲期間についてお話をさせていただくと、「初めてお聞きしました!」と仰られる方も多くおられます。
TFCでは、卵子提供プログラム、精子提供プログラム、着床前診断プログラムをご案内させていただいております。
どのプログラムにおいても、女性側の検査だけなく、男性側の検査(精液検査)も非常に重要です。
現在不妊治療中の方も参考にしていただければと思います。